会員コラム 文 : 有限会社E・クリエーション 鹿野 宏 2009年10月
夏も終わり、食欲の秋。
そして「新そば」の季節になりましたので、今回は「蕎麦」のお話を・・・・・・
蕎麦といえば、「山形のそば」がすぐ思い浮かばれます。10月中旬ともなれば「紅葉の季節」でもありますので、ぜひ、足を伸ばして「目にも、お腹にも、心にも」おいしい季節を満喫されてはいかがでしょうか。
今回は、連休を利用して鶴岡の「くらげ水族館(加茂水族館)」を見学がてらの探索にいってきました。ほんとうは肉そばのおいしい「一寸亭」に行く予定でしたが、「蕎麦」を食べに行くだけでなく、「遊び」もほしいとの妻と娘の願いもあり「修学?」を兼ねて、そちら方面の「そば店」探しに・・・・後から分かったのですが、実は、ミスチルの「桜井氏」の自宅(鶴岡市内)拝見(もちろん外観のみ)も含まれて下りました。娘の思惑にまんまとはめられてしまいました。(ミーハーでしょう。いい歳をして・・・・歳は個人情報のため書けません。)
話を戻しまして、目的の「そば店」を「月山・あさひ博物村」にあります「手打ちそば・大梵字」に決め、いざ見参。
「大梵字そば」は鶴岡あさひ産そば粉100%を使用した、香りと風味にこだわった手打ちそばだそうです。また、みちのくゆかりの俳人・松尾芭蕉の句に「蕎麦はまだ 花でもてなす山路かな」と。白い可憐なそばの花を詠んだ句があるそうです。(パンフレットから) 注文したのは「大ざる」と「てんぷらの盛り合わせ」(写真)6人くらいで来店されていた隣のグループのテーブルを見て、あまりにもおいしそうで、ボリュームがあったので、メニューも見ず「あれと同じ物をください。(そば通ぶってる人とも思えない安易さ・・・)」 これが、つるつるしこしこで「やや固めのそば」と「だしの効いた濃い目のつゆ」とのバランスがとてもベリーグッドだったのです。
ここで、「そばの効用」を
では、せっかくの機会ですので、以前お邪魔させていただいた他のお店をいくつかご案内いたします。
○ 一寸亭支店(山形県東根市)
いわずと知れた「肉そば(冷たい)」の名店。もちもちした麺としまった鶏肉の味が絶品。この時期になると無性に食べたくなる逸品です。一度はご賞味を。
* 本店、他もあります。
○ 三津屋(山形駅前大通り店)
元祖・大板そば(二八そば)の名店。そば、つゆ共にそんなに強くなく、とても食べやすいと感じます。「板そば」もおいしいのですが、お奨めは「冷やし揚げ茄子おろしそば」。女性に人気と書かれていて注文しずらかったのですが、冷たいつるつる麺と暖かい「揚げ茄子」の組み合わせは抜群でした。
○ そば・萬乃助
(仙台市泉区:写真)
山形県尾花沢産そば粉を使用。山形本来の田舎そばで「もりそば」は太く、「暖かいそば」にはやや細いそばが供されている感じです。(忙しい時間に行ってしまい、理由は聞けませんでした)また、残念ながら、「げそ天」はいかがなものかでした。
お酒好きな方には山形産の「地酒」や「つまみ」などもそろっているようですので運転を人に任せて楽しまれてはいかがかでしょか。
○ 妙庵(仙台市青葉区:写真)
閑静な住宅街の中に佇むそば店。食した「ざるそば」はのど越しが大変良く、くせが無い更科風の細麺でした。たれは、私としては若干「辛い」感じがしましたが・・・。 何故か、駐車場には高級車がいつも並んでおり、お邪魔したときもご年配のお客様が多いなと感じました。上質な雰囲気と上品な食感がその理由かもしれません。
○ そば佐藤(仙台市青葉区国分町3−6 パチンコタイガー向かい:写真)
本来は「立ち食いそば」店です。しかし、そば粉は国産(栃木産)を使用しており、「立ち食いそば」の域を超えている味自慢の店です。
価格的にも、「もりそば」350円で、品質の割にはかなりリーズナブルです。
小腹のすいた際などに一度立ち寄られてはいかがかと思います。もちろん、「暖かいそば」を含めラインナップは充実しています。
* 立ち食いそば店ですが、なぜか「椅子」も用意されています。行かれる場合はPM 1:00以降が良いかもしれません。
以上、年内も残り少なくなってまいりました。皆様には「細く長く健康に」お過ごしになられますよう、おいしいそばを食してみてはいかがでしょうか。 「そば佐藤」以外のお店はインターネットにHPがあります。ぜひ、ご確認ください。 では。
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